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エバリアン・コントロール

エバラとパチンコのCMだけは一瞬で見極めることが出来るという人生を全く豊かにしないスキルを持っているのだが、エバラに関しては出ているタレントが固定されてきたから、というのもまたひとつの要因である。
以前は、CMの出演者の演技が変であることが多かった。他に形容の術は無いのだ。「 変 」なのだ。演技が下手なのでなく、むしろ、演技指導を経て生み出されたとしか思えない、まとわりつくような空々しさが痛々しかったのだ。少し前の「 キムチチゲの素 」のCMも、度を越した仕上がりであったことは記憶に新しいだろう。
しかし、最近は徐々に「 エバラ御用達タレント 」を固めてきているようである。エキストラを起用することなく、柳葉敏郎や島崎和歌子を登場させるCMが増えてきているような気がする。


そんな中で過去3作品くらいの中で頭角を現してきたのが要潤である。今回の「 和風おろしソース 」でも彼は常軌を逸脱した動きを見せている。狂喜乱舞もいよいよ極まって彼の思考停止を垣間見るような心地さえする。確実に普段使わない、ヨガとかで鍛えるはずの筋肉を使っているはずである。
今回の要潤の件でも顕著なように、エバラはタレントを酷使しすぎである。もはや彼らは傭兵なのだ。ホワイトカラー・エグゼンプションなどと言っている場合ではない。要潤はきっと自宅で薄型テレビに映る自分の舞い踊る様を見て鬱に陥っているはずだ。並大抵の労働よりも遥かに過酷である。徹底的にコントロールされた彼らの目に輝きは無い。メディアが散々見せてきた醜いメソッドに、一企業であるエバラが乗り込んだということだろう。