BOSE

どうでもいいことなのだけれど、単なる坊主頭に対して「 ハゲ 」という単語を浴びせている人を見ると憎しみ以前に、「 ああ、この人は髪の毛の体積でしかハゲか否かを判断できない頭の可哀想な人なんだなあ 」というか、まあここまで長くないけれども、瞬間的にすごくヒく。その場のノリで生きてきたような人間は骨髄反射でこの程度の単語を連発するけれども、こればかりは愛想笑いが強制終了しそうになり、そのとき私は恐らく引きつった笑いをまざまざと見せ付けているに違いない。
ただ、彼らがもし、私たちの頭部を雄大な山野に見立て、人間の傲慢さゆえに伐採された草花や木々の嘆きを代弁しているのだとしたら、私はその吟遊詩人たちと共に、禿山を憂う歌を捧げなくてはならない。焼畑と伐採によって減少したアマゾンの熱帯雨林をはじめ、破壊されてきた地球環境。修復には、一人一人の努力が必要なのです。