毎日新聞と「ムーブ!」

 「WaiWai」は、毎日新聞が発行していた英字紙「毎日デイリーニューズ」のコラムの一つで、1989年10月に連載をスタートした。硬いニュースだけでなく、「軟らかい読み物」も扱おうと、国内の週刊誌や月刊誌の記事を引用しながら、日本の社会や風俗の一端を面白く紹介する狙いだった。

http://www.mainichi.co.jp/20080720/0720_01.html

毎日新聞社の英文サイト問題に関しては様々な人が言及していますが。上にある「国内の週刊誌や月刊誌の記事を引用」するということに関して、ずっと前から不快に思っているのが朝日放送の「ムーブ!」って番組です。ほぼ毎日、コンスタントに公務員・中国・韓国に対する批判を執拗に続ける頑張り屋さんで、時々勝谷誠彦がなんか早口で喋って上手く聞き取れないとか、そんな番組です。で、なんで不快かというと、これはWaiWaiのやってたことと同じなんですけど、週刊プレイボーイとか週刊ポストとか、それこそライアン・コネルという人が喜んで引用していたのと同じような場所から、「中国繁華街のハニートラップがナンタラ」だの「ナンタラ省職員の呆れた生活」だの、まあ信憑性の低そうな記事をそっくり引用してきてキャスターがそれを読む、みたいな感じの報道をいまでもやっているからです。特に毒入りギョーザ騒動からしばらくは、下衆な週刊誌の搾りかすみたいな中国関連記事を立て続けに報道していたので、それからしばらく見なかった。今日改めて見たら今日もやってました。


「毎日新聞は日本人に対する間違った認識を海外に発信した。日本に対する侮辱だ。」
よく分かりますし、確かに腹が立つ。しかし「ムーブ!」に限って言えば、朝日放送は同様に、関西全域に「中国・韓国に関する、信憑性を欠いた情報を発信し続けている」ことになるんですけど、それについて言及した記事は未だに目にしていません(私が見落としてるだけかも知れないですが)。確かに政治なり国民性なり公害なり、中韓の問題はいろいろと指摘されていますが、大手メディアが虚実ない交ぜにして平気で報道してることは、その内容に関わらず問題だと思うんです。英語という言語で、著しく猥褻な記事を書き、長い間改善されなかったという点で、明らかに毎日新聞の件の方が規模が大きいのですが、朝日放送に限らず週刊誌の内容をそのまま報道する国内メディアがこの機会に減れば良いなあと思っています。


話は変わるんですが、かつて「あるある大辞典」の納豆騒動の際、代わりに放送された「スタ☆メン」の中で太田光がこんなことを言っていました(ネットでは見つからなかったのでうろ覚えで書きますが)。
「使用前・使用後なんて、あきらかに『うそだ』って広告が雑誌に載ったりしてるじゃないですか。僕らはそれを見ても信じないわけ。で、そういうとこまでテレビってものが落ちちゃったらだめだと思うんだよ。」
で、事実上そこまでもう落ちてしまっている感じがある。テレビにせよ新聞にせよ、ネットもそうですけど「みんなが喜ぶ記事ばっかり上ってくる」っていう現象はもう食い止めようが無いように思います。