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男尊女尊

もうひとつ昭和の曲で。
さだまさしの有名な曲で「関白宣言」があるが、実はあれはいわゆる「釣り」だったんじゃないかと思うことがある。おそらく彼がそこまで意図して作った曲ではなかっただろうし、あれが彼の思想をそのまま書いた作品でないとは言われている。しかし、裏があるのを期待するのがなんとも下衆な庶民の心理でございまして…人の噂をかぎ分けて、他人の不幸が大好物、クマのプーさん「ゴシップちょうだい」という感じで、まあ私はそこまで下品ではないが世間の反応を含めて考えると、あれは軽度の「さだまさし炎上」だったんじゃないだろうか。賞賛の声もあったろうから、炎上ではなかったのだろうけど。

結婚を前にした男が相手の女性に向けて「亭主関白」となるとことを宣言しつつも、自分のもろさや弱さ、相手への深い依存心をのぞかせ、不器用な愛情を吐露していく、という内容をコミカルに歌い上げている。発表されるや否やその歌詞をめぐって女性団体などから「女性差別」、「男尊女卑」と反発を受けるなどの騒動となった。当時この歌は普段は歌謡曲を買わない層に訴えた部分が大きく、馴れない姿で買いにくる客が多かった。題名もよく間違えられ、「亭主関白」とか、「関白音頭」を買いに来た客もいたという。

関白宣言 - Wikipedia

人気、そして続出するアンサーソング。

他のアーティストでは女性側からのアンサーソングとしてたなか愛の「良妻宣言」、渋谷岩子の「奥方宣言」、平松愛理の「部屋とYシャツと私」などが発表されている。他にも「関白宣言に対する宣言」(桜田淳子)、「逆・関白宣言」(沢知恵)、「関白」(SEAMO)といった派生曲も生まれた。2006年に嘉門達夫がみのもんた、美輪明宏明石家さんまさだまさしの4人を題材とした歌詞の替え歌「働くオジサン宣言〜関白宣言〜」を発売している。

そして「関白失脚」。

結婚して数十年。結婚する時には強気な言葉で「関白宣言」してみたものの、元々あった「男が弱くなる」流れには結局逆らえなかった。いまや家族には相手にされず、犬のポチしか話す相手がいない…そんな中年男性の悲哀を描き、同時に応援メッセージを送る作品である。

これは、元々1993年のさだのデビュー20周年記念コンサートで、中年男性の悲哀を描いたさだの人気ステージトークネタ『お父さんとポチ』を下敷きに『関白宣言』のイントロを短調に変えた替え歌を作り、冒頭部分をシャレで演奏してみたところ、これを聞いたファンから「続きが聞きたい」というリクエストが多く寄せられたため、3番以降はまったく別展開とした楽曲を製作。

ふと何気なく書いたエントリが多数の人にブックマークされて、ホットエントリ入りし、関連エントリが立て続けに起こって…という、まさにはてなではよく見る状況じゃないか、と思う。


下は「関白失脚」。名曲。