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再開一

目を指で少し強く押さえると、白黒のうねる世界が見えてくる。


市松模様の海と、市松模様の空の、永遠に広がり渡る世界。


水平と地平はその交わる線で清清しい黒を補い合う。


市松模様の両者は、まるで粘った液の沸騰するみたいに、膨らみしぼみ刺激し合い、互いを強め弱め合い、波のようだが伝わらず、粒のようだが動かせず、命のように蠢いて、心のように裏切って、しかしそれも平衡するような穏やかさがあり、調和の名の下にルールの無くなった遊びを続ける・・・


赤紫の閃光が見え始める頃、目の痛みに耐えかねてその世界を出る。