読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

平成生まれの性がどのように開花していったか 〜幼小期編〜

私は初恋を思い出そうとしていたのだ…
最も遡れる場所は保育所だ。そのころ誰か女の子を好きだったのかというと、どうもその記憶は無い。厳密に言うと幼稚園の記憶自体があまり無く、あか組の時に毎日嘔吐したことと、後に地元一の不良になる友人のYに一度だけ徒競走で勝ったことくらいしか記憶が無い。あとは「ぐりとぐら」…
それよりも屹立するペニスである。これは振り返るとかなり濃い。セックスとは何ぞやと考え始める前からセーラームーンを見てビローのムズムズ感を感じていた私であるから、精通のある遥か前から性に関しては興味があった。といっても早熟であるわけではなく、私の性の目覚め、あるいはその発展は少なからず奇妙な軌跡を辿っており、そこにはインターネットが実に大きく関与している。というより、殆どインターネットによって形成されたといっても良い。こう書くとリテラシーの欠片も無い時期からネットをさせた私の両親の教育に批判が集まりそうだが、十年ほどネットと戯れて完成した人間がこれだと胸を張る気持ちもあり、この有様だと視線に殺される気持ちもあり、ママを苛めるなと仁王立ちした傍からパパの背に隠れる好青年である。しかし、思い出せば思い出すほど気持ちの悪い成熟の仕方をしており、ここに書くことは長くためらわれた。誰にも話したことの無い話である。
しかしこのまま墓の中まで持ってゆくわけにも行かず、一度自分の中でも整理したいと思ったため、何度かに分けて書こうと思う。


私の父は工業高校出身でコンピュータには精通しており、小学三年生の頃からネットを利用する環境があった。最初はYahoo!の検索でポケモンの事を調べたり、森永製菓などのホームページを見たりして、ロードにクソ時間のかかるShockwaveの動画なんかをNetscapeを介して嬉しそうに見ていた。この頃に見たものは結構勉強になるものが多かった。カールの焼き上がりが蛆の沸くのに似ていることはあまり知られていないだろうし、ポケモンの非公式ファンサイトやおじゃる丸の二次創作サイトが圧力で潰されたりして、薄っぺらな「子供の夢」がさらに大人たちの槌で薄く引き延ばされてゆくのを見ながら「大人の事情」を学んでいった。こう書くと、徐々に性的な情報に慣れていったように思われるかもしれないが、実は全然関係が無い。性の入り口は思わぬところにあった。
Yahoo!から見るものの中に、「○○性格診断」「○○度チェック」があった。いかにも子供の喜びそうな… あの頃といえばちょうど動物占いが流行していた時期である。その亜種と思われる、チープなコードで人間を適当に振り分けるようなゲームも手当たり次第にやった。当時は当時でそれなりに面白かった。
ある時、私は面白いあだ名を付けるようなホームページは無いかと思った。しかし「あだ名」という単語が思い出せず、「まが」だの「あざ」だの勘で検索をかけていたのだ。そしてついに「あだ」で検索をしたとき、私の人生を変える出来事が起こる。Yahoo!は当時、検索結果は基本的にカテゴリ表示だったため、真っ先に「アダルト」が出てきたのだ。私は何も知らずクリックをし、沼に足を入れてしまった。

「平成生まれの性がどのように開花していったか 〜おちんちん暗黒時代編〜」へつづく