読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

"「ブログ」が「ロック」と同じ言葉になってほしい"のつづき

「ブログ」が「ロック」と同じ言葉になってほしい - マシバ}クンシッバ


直リンクでもないのに相手のブログにバッチリ補足されててインターネットすげえとびっくりしてしまったんですがそれはさておき。


まず、先日のエントリの内容でいくと、紹介したブログは「青臭」くて「中二病」的で「悪臭を放つ自分語り」であるかのような書き方になっていますが、これについては謝る気持ちが半分くらいしかないです。半分本当だと思います。誤解を恐れずに言うと。harutabeさんのは(内容を受け入れやすいかは別にして)読みやすいとは思いますけど、残り3つは「読みやすさ」を第一には置いてない。置いてたらすいません。とりあえず紹介したブログは大好きなんです。大好きだから真っ先に出てきたんです。


いや今日書きたいのはこんな釈明じゃないんですよ。もう私を嫌ってくれるなら嫌ってくれればいいんです。そんなことより私の語りが始まります。いいですか。今日言いたいことは、ハイジャンジャン!「書きながら考える人種について」です、はい拍手。


私は書きながら考えるタイプの人間です。これは受験時代の国語の答案とかもその傾向が強かったし急いで作った大学のレポートなんかにもその傾向が強く出てしまうんですが、最初にぼんやりと構想があって、書き始めてから輪郭や構造を明確にするような書き方が一番私にとって楽です。そして私が読みたいブログはそういうのです。別に構成や論旨がキチンとしてなくてもいいんです。書きながら考えて、書き上げた。そんなブログが読みたい。


多分murashitさんはそういう「思考過程のアーカイブ化」みたいなのを意識的にやってる気がする。というか皆さん頭がいいので書こうと思えばアカデミックに整形された文章を書けるかもしくは日常的に書いているのかもしれないんですけど。


私がブログというのにこだわる理由ってのは、別に他人の思考の過程を見たいから、というのとは少し違います。
話すとか読むとかあるいは奏でるなんていう形のアウトプットとは違うところがブログには、書くという行為にはあって、これはずばり「人を待たせない」というところだと思います。


書きながら考えることがあるように、話しながら考えるということもあるけど、人に対して話している手前五分も十分も待たせるわけにはいかないわけです。だから言葉が制約される。そのあたりのもどかしさを感じます。私だって人の命おかね自尊心のありかた教養ちんこまんこ隣家の飯、言いたいことくらい仰山ありますが、人に語るとなると人をある程度考えたところで適当な言葉を選んでとりあえず表現して会話を繋げないといけなくなる。すると途端に陳腐になったり簡略化されすぎたり抽象化しすぎて説得力が無くなったりして「あれえ」となることが沢山ある。だけどブログだとそんなことない。すごい!書き始めてうまく言葉に出来なくて二十分くらい考えたり、ある箇所の表現を保留にしてネットサーフィンして一時間後に書き直すとかよくある。あんたその割りに文章の完成度が・・・みたいな話は抜きにして、まあ「書く」という形式と「話す」という形式はかくも違っているというわけです。


私が読みたいのは、「書きながら考える人種」の「書くことでしか整理されることのない思考」であって、これはまだ世界に大量に、アウトプットされずに眠っていると信じています。この確信は私自身が書きながら考える人種の一人であり、書くことでしか整理されることのなかった思考をいくつもこのブログに書いてきたことによってより安定させられています。こういう人、他にもいるんじゃないかな。怒らないから正直に出てきなさい。


私は楽器も弾けないし絵の才能も無いので推測で書きますが、多分他の形式のアウトプットでも同じような現象が起こっているはずです。「爪弾くまでは奏でられるはずのなかった曲」もあれば、「筆を下ろしてみるまでは描かれるはずのなかった絵」というのが、絶対にあるはずなんです。それは誰かの頭の中だけでは完成しなかったものだし、想定しなかった形で人に届くはずなんです。それがいわゆる「これがアートだ!」というときの「アート」であってほしいのです。衝動的にやってみたことが結果的に「あ、これアートじゃん」みたいな。
「奏でる」、「描く」、その次に「書く」を担う言葉が「ブログ」であってほしい、そういうことです。


ポロンポロンとギターを弾きながらメロディを探すミュージシャン。真っ白な紙にペンを走らせああでもないこうでもないと思索する絵描き。缶詰になって原稿を書く作家。全部大衆化が進んで、みんなプロを気取ればいいのに、最後だけ遅れてる。


だからブログでやりましょう!キーボードを叩かなければ見えなかった自分の思考ってのが絶対にあるんです!


このブログって今何人くらい見てるのか分かりませんけど、これは作り話でもなんでもない僕の本音です。


聞こえますか!見えますか!


これがブログだ!